日本橋の風俗店で極上気分

あれは僕がまだ20代のころ。金無し彼女無し、性欲だけが余りまくっていた。
ある日、パチンコで大勝ち。その額なんと12万円なり。
滞納した家賃を払い、焼き肉を食い散らかすと押さえていた性欲がムクムク。
残ったお金を握りしめ日本橋 風俗ベリーズへ向かったのだった。日本橋の入口、通称ゴールデンゲートをくぐると、妄想と興奮と若さから股間はすでにビンビン。
そんな僕の前に三つ指をついて出てきたのは…小太りで疲れた表情の残念なヘルス嬢。
パチンコ「海物語」でたとえるなら、マリンちゃんではなくカメ。
つまり、どハズレだ。だが、このカメが凄かった。
旺盛なサービス精神に、熟練のマットテク。
その精彩を欠いた肢体から繰り出される、見事な性技の快感たるや!
そう、カメだけにまるで確変に突入したかのような凄テクぶり。
そして僕は、カメに乗って竜宮城へ来たかのような極上の気分を堪能したのだった。